危険な旅路
たった今起きた、のどがカラカラなのに酒が無いんだ、
バカ!水を飲め!水が嫌だったら茶を飲め!
だがアル中には通じない、
酒を求めて、
脚はフラフラ、ジーパンを履こうとしたら、ひっくり返る、
靴下もまともに掃けない、
なんとか着替えをすませ、
近所のセブンに酒を求めて歩くが、まっすぐ歩けない、
まず最初の関門、
俺の住んでるマンション、エレベーターが無い、
らせん状の階段を一歩一歩降りないといけない、
当然ここまで読んでくれた人は、思うだろう、
再び階段を登らなければいけない、恐怖の怪談を・・・
けど、今俺は生きている、無事生還してそば焼酎雲海をチーズ鱈で飲んでる、
もちろん自分がバカなのは承知している、
明日は看護師さんが訪れる日、
部屋をキレイにしなきゃ、髪の毛一本もコロコロで拾って、
・・・俺狂ってるのかなぁ、
でも人に危害を加えることはしない、
静かに誰も迷惑かけることなく、死にたいんだ、